ドラマ×バラエティ、佐久間Pの総結集番組『トークサバイバー』

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『トークサバイバー』ESSAY
画像はNetflixのTwitterから

『トークサバイバー』とは、『ゴッドタン』や『ウレロ』シリーズを手がけてきたプロデューサー・佐久間宣行による、千鳥が主演のお笑い×ドラマのNetflixオリジナル作品。徐々に謎が深まって行くドラマ、間に披露されるエピソードトークやお笑いスキル、面白かった上位数名のみがネクストステージに進める新感覚バラエティ番組だ。

千鳥の冠番組で大吾が主演だが、劇団ひとり、インパルス板倉をはじめ、『ゴッドタン』『NEO決戦バラエティ キングちゃん』『佐久間宣行のNOBROCK TV』などにも出演してきた芸人の猛者たちが多く出演。ファンからすると、佐久間Pとこれら番組演者の総結集的な番組でもある。

加えて、佐久間Pが手がけてきた『ウレロ☆未確認少女』シリーズや『SICKS〜みんながみんな、何かの病気〜』『劇場版キス我慢選手権』などのような、コントとドラマの間で笑えて本格的なストーリーに仕上がっている。

何よりも、純粋なお笑い力が試される番組。ということで、番組の魅力について紹介。

ドラマ×バラエティ、極限が生む爆笑

まず、この作品はNetflixシリーズだということ。まぁ予算がかけられており、佐久間Pが手がけてきたテレ東シリーズとは一線を引かれている。ドラマでの緊張感が強く、その緩和で芸人たちのエピソードトークシーンが挟まる。というかそれらがメインか。

もちろんお笑いパートを演出したのは佐久間Pらチーム。全8話のドラマパートを手がけたのは「全裸監督」「総理の夫」「かぐや様は告らせたい」シリーズなどさまざまな映画・ドラマを世に放ってきた河合勇人監督。大吾は5秒くらいのシーンに3時間撮影したとのこと。そう、ドラマも本気なのだ。

芸人の即興の演技とエピソードトークが生む緊張感のある番組の雰囲気は、アドリブを極めた『劇場版キス我慢選手権』のようであり、バナナマンとおぎやはぎ的ポジションである、外部ツッコミをノブとそのアシスタント(滝沢カレン、佐藤栞里、トリンドル玲奈が代わり代わり)が行う。

https://twitter.com/NetflixJP/status/1500275469266165764

章が変わるごとに出演者も変わり、最終章では勝者たちが交わり優勝者を決める。とにかく圧巻なトークと濃い笑いに感動すら覚えた。

劇団ひとりやドランクドラゴン・塚地武雅などドラマや映画出演もしている本格派演技芸人と、キザ演技の狩野英孝などの、演技大丈夫か?芸人とのコントラストも見どころ。特に主演の大吾の棒読みや青臭過ぎるセリフが笑いを誘う。加えるなら、『キングちゃん』での千鳥の演技力を知っていると笑いが倍増だ。

極限になった芸人が地上波では言えない身を削りまくりな暴露やエピソードに、芸人って凄えなと心奪われるだろう。また個人的には、東京03ファンは2話目が必見だ。

佐久間さんがフリーになったからこそのご褒美感が強めで、彼が手がけた番組を追っかけてきた人にとってはアベンジャーズ感すら堪能できる。『ゴッドタン』『キングちゃん』『あちこちオードリー』『佐久間宣行のNOBROCK TV』を追っかけてきた佐久間Pファンの同志よ、Netflix×佐久間P×千鳥の本気は凄いぞ。

止まらない『トークサバイバー』の火

『トークサバイバー』は、Netflixの日本ランキングで10日連続で一位に。その後、2位に陥落したがまたもや1位に返り咲いている。

東洋経済新聞も取り上げており、今後さらなる注目を集めていくに違いない。

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