「PERTH × toofoggy」
PERTH(パース)1994年生まれ、川崎市出身ながらも千葉県佐倉市にバックボーンを持つラッパー。2020月3月6日にはPERTH 1st.EP 「YELLOW GOSPEL」をリリース。 toofoggy(トゥーフォギー) 93年生まれ、大阪出身横浜育ちのビートメイカー。2020年7月10日には、toofoggy 1st. instrumental album 『Lonely Journey 』をリリース。 HIPHOPの枠を超え誰もが共感できるリリックと切なくもキャッチーなフックが、PERTHらしさを色濃く描き、それに絡まるビートメイカーtoofoggyが作り出すエモーショナルな世界感と解放的なビートに耳が虜に。 PERTH×toofoggy collaboration EP "BOUNCE BACK" 2020年12月26日 Release‼︎
-2人の出会いは?
PERTH(以下P)との出会いは、仲間の炉端焼き屋。だけど、テキーラ飲んだ記憶しかない。そして記憶がない。
そこで出会ったらしいけどその記憶もない。でも仲良し。
toofoggy(以下T)そうだね。笑
-そこから、どのようにコラボする事になったのですか?
T: 飲んでる時に、多少は音楽の話をしていたけど、、
P: ボクからガンガン連絡していた。
toofoggyがクールなのかシャイボーイか分からなかったし、コイツがSound Cloudをやってたからさ、こういうビートない?とか求めるように。
T: うんそうだね、始まりはSound Cloud。それで、ビート提供するようになった。だから三曲目は、結構前に作った奴で、1年くらい前?
P: それくらい?笑 数だけなら、結構作ってるからねぇ。今回も、正直アルバム出せるくらいストックはあるよね。
-曲作りどのように進みましたか?
T: PERTHの要望と、自分好みのバランスが難しい。普段は、割とPERTHのフロウとかに合わせてビートを作ってる。リリックと歌声が加わって、曲が出来ると何割か増しで帰ってくるから。それは新鮮で楽しい。
P: 基本、俺のワガママで作っていたけど、toofoggyのビートの良さを活かすようにはしていたよ。
P: あとボクらの共通点としては、ヒップホップ好きだけど、オタクじゃない。基本、最新の音楽の話もあんまりしない。
T: うん、しないね。
P: こういうの作りたいっていう欲求は伝えるけど、彼からの要望はないよね。
T: 基本、ビートは作りたいものを作るから。自分の気分で作ったのを提供するときもあるし、要望のエッセンスを加えた時もある。
P: 自分のアイディアにないものを持ってきてくれるから、面白いし。こんなの作ってって言うと、その要望以上を作ってきてくれるとヤバイ、コレはヤバイってなる。それがヤバイ。
お互い普段聴くジャンル違うけど、音楽好き。だから、ビートを聞くと幅広いジャンルの音楽を知ってるなぁって、知識というか造形の深さとか。それが、今回のEPでも色濃く出てるよ。
T: 知識というか、中学、高校と歳によって追っかけていた音楽があるし、音楽への好みは割と多様性に富んでるからかなぁ。その歳によって、マイブームな音楽があって、それを久々にやったらいい感じみたいな。
P: あれだよね、昔は襟足伸ばしていたけど、今は伸ばさないじゃん? カッコ良さって変化するもんね。
T: 多分、そういうこと……笑
クローゼットに眠らしてた、着なくなっていた服を久々に着てみたら思った以上に気分だったみたいな。
-アルバム制作時に、揉めたり意見が割れたことは?
P: ないねー
T: うん、ない。
P: お互いの根底が仲間ってのもあるし、いい意味で変な熱さはない。共通点は、尖りまくっている音楽は好きじゃない。
T: うん、アートを感じないのは嫌いかな。
P: 説教くさいのは嫌だし、誰かの過去なんて知らない。これぞ流行とか、他人を貶める曲は興味がないだけ。
T: 流行とか興味ない、てか知らない。テレビもネットも見てない、家が好き。
P:まじで暗いからね、だから週一は連れ出してる。小学生のピンポーンで遊ぼースタイルで。
T: お互いタイプが違うから、上手くいっているのかもね。
P: そうだね、タイプは少し違うね。ボクは明るい系のアローン、こいつはマジなアローン。
T: うん、そうだね。否定しないよ。
P: 変態
T: お前もな
P: 黙れ
-今後のプランはありますか?
P: ただ普通に遊んでいるから、自然体に。
T: 俺は、毎日ビート作ってるから。それを続けるくらい。
P: いいのが出来たり、いいアイデアあれば共有するだろうし。基本、変わらない。
とりあえずは今回のEP「BOUNCE BACK」だね、みんな聞いてみてよ。
ビートの柔軟性を、特に感じてほしい。「BOUNCE BACK」は、当初にゴスペル調が欲しいって要望した曲。1発目の試作品ではイントロがなかった、けれど色気のあるカッコいい雰囲気だった。だから、もう少しだけ、イントロを工夫して欲しいって伝えたら、あの完成形が帰ってきた。イントロをってシンプルに言っただけで、想像以上のマスターピースが届いたよ。
T: なんとなーく、PERTHの趣味や好みは分かっているし、その辺はね。
-これは、次回作も期待出来そうですね。ここを変えて欲しいところは?
P: 酔いが深まり始めると、立って飲み始めるところ。
T:「サルゥーテ」と「深い」だけで会話を成立させるところ。
-最後に一言ずつお願いします。
T: どのビートも、ジャンルに問わられずに作ったので、ヒップホップ好きな人も初心者の方にも楽しんで貰えるかと。
P: それぞれの人生を重ねて、主人公になって聴いてみて欲しいですね。
Listen? → BOUNCE BACK
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