なぜ、B級映画を勧めるのか
世の中には多くの名作映画で溢れています。俳優の高い演技力、高い制作費で高品質のCG、メッセージ性に溢れた物語など、名作は魅力しかありません。
一方、B級映画とは、名前の通りA級(名作)にはなれなかった映画。とんでもない設定や展開、安いCGなどが多く、お下劣な下ネタや血が飛び散るシーン、万人ウケはしません……。
しかし、これらのB級加減こそが病みつきの素であり、オススメポイント。というわけで、笑ってストレスを飛ばせてくれる映画たちをネタバレなしで紹介。
B級映画を楽しむ秘訣は期待しすぎないことです、やや冷ややかな気持ちでご覧ください(笑)
エナジードリンクで狂暴化!映画『Z Bull ゼット・ブル』
この映画は日曜日の夜に鑑賞を推奨。月曜日から出社か、と憂鬱な気分をぶっ飛ばしてくれる爽快さと笑いが満載の1本です。
どの辺がB級感に溢れているかというと、アクション・コメディ・スプラッター、制作費安そう、ぶっ飛んでいる、笑えてスッキリという点。
Red Bullのオマージュなタイトルでお察しの通り、エナジードリンクを飲んだ社員が凶暴化してしまうちょいホラーなアクションコメディ。
パッとしない冴えない主人公が戦いに巻き込まれていくのですが、パッとしない者だからこそ持っているスキルで対応していきます。正直、ストーリー性は高めではありません。営業マンや会社で働く人へのダークユーモアは、共感と笑いを誘ってくれるはず!
重ね重ねですが、期待しすぎは良くないです、頭を空っぽにして挑むべきです。
見終わった後は、月曜日やってやらあぁっ!!という気持ちでレッドブルを飲むことでしょう。
ポッターことラドクリフの当たり役!?『ガンズ・アキンボ』
ハリー・ポッターことダニエル・ラドクリフが演じる、ちゃんとクソでヘタレな主人公が魅力的。
カメラワークなど演出は気合が入っていますが、チープ感は否めないです。また予告動画の通り、血が飛び散るスプラッターな演出も多め! ひゃーはーってなります(ならない方は、実際にヒャハハハと笑うのオススメです)。
テンポが良い90分映画なので、「うわっ……」、「ひゃーはー」、「Oh Yeahhhh!」という感じで脳汁タラタラで観れます。敵役が吐く、汚くもユニークなセリフ(英語表現)にも注目です。
目覚めたら両手に拳銃を装着させられていて、デスゲームに強制参加させられるクレイジーなお話。
余談ですが、ダニエル・ラドクリフの両親は『ハリーポッター』時代で稼いだお金を資金投資などでしっかりと管理してました。そのため、お金に困っていないそうです。
なので、こういったB級映画への出演はダニエル・ラドクリフ本人の希望であり、落ちぶれたわけではないそうです(なにそれ〜、もっと好きになっちゃう)。
あのポッターが、こんな落ちぶれた役を好んで演じている……ウケるww くらいのお気楽加減で鑑賞してください。
ダニエル・ラドクリフ「ガンズ・アキンボみてねー」
ポッターが演じるのは、水死体!? 『スイス・アーミー・マン』
あなたが無人島で遭難している時、水死体が流れ着いたらどうします!?
『スイス・アーミー・マン』の主人公は、その水死体を駆使して脱出を試みます。その主人公ではなく、水死体こそがダニエル・ラドクリフです。ダニエルが演じる水死体は、死後、海を漂っていたことでガス溜まっており、浮力を帯びています。
主人公はそれを利用して、生き延びようと試行錯誤します。そして、生きるか死ぬかの中で気づけば……水死体すら友人に!?
設定といい、間違いなくB級なのですが、カラフルな映像美に溢れていてお下劣さなどは控えめです。不真面目な設定が真面目に演出されおり、間違いなく癖になります。
ジャンルは、ホラー?・コメディ・ヒューマンってとこですかね。異色のストーリーと設定すぎて、判断が難しいです。それだけ、新鮮味に溢れてます。何よりもダニエル・ラドクリフ怪演に心奪われます!
ジェームズ・ガンによるセックス&バイオレンス『トロメオ&ジュリエット』
『ロミオとジュリエット』ベースにした作品。『ガーディアンオブギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガンのデビュー作です。めっちゃチープです。
リミッター外して、スプラッター全開! エロ全開! ユーモア全開! って感じです。けど、荒削り感は否めません。皮肉満載な笑いに関しても、このご時世的に笑ってはマズイのでは……。と考えてしまうかもしれません。
ツッコミましょう!オススメは声を出して「ありえないだろっww」とかツッコむんです。もしくは、そんな心は捨てましょう。お酒の力を借りるのも一つの手段かと。
映像やノリのチープさはなれます。「ウヒョ〜」と鑑賞していると、意外としっかりと物語を楽しめます。僕は鑑賞後に無敵感に満たされました。
今の所、U-NEXTのみの配信です。
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