toofoggy(トゥーフォギー) 93年生まれ、大阪出身横浜育ちのビートメイカー。2020年7月10日には、toofoggy 1st. instrumental album 『Lonely Journey』をリリース。HIPHOPの枠を超え誰もが共感できるリリックと、切なくもキャッチーなフックがPERTHらしさを色濃く描き、それに絡まるビートメイカーtoofoggyが作り出すエモーショナルな世界感、解放的で自由なビートに耳が虜に。 PERTH×toofoggy collaboration EP "BOUNCE BACK" 2020年12月26日 Release‼︎
-好きな食べ物は?
ピザ
–趣味は?
最近は読書。伊坂幸太郎 村上龍とか読んでる。あとは、誰だろう名前が出てこないや。昔はあまり読まなかったけど、ここ3、4年くらいで何か純文学が良いなぁって。
あとグラフィックデザインかなー。
–ヒップホップとの出会いは?
小さい頃は尾崎豊やブルーハーツを聞いてた。中学校に上がって先輩たちが、オジロザウルスがヤバいって言ってて、聴き始めたのが出会い。
そこから洋楽の2PACにもハマって、徐々に色々なヒップホップを聴くように。
–いつから曲作りを?
高1くらいの時、先輩が小さいハコでライブやってて、よく見に行ってた。
それがカッコよくて、自分もやりたくて。当時とりあえずmixiで、イベント探して出れそうなイベントにエントリーした。
1ヶ月くらいで、オリジナルを作成。今みたいに機材もなくて、WindowsのAcidで良い感じのループを探してドラムも乗っけて、初めてのビートを作った。短い期間でリリックも考えてLiveに挑んだ。Liveは歌詞覚えてなくて、カンペをチラ見しながら(笑)割と勢いでやった感はあったね。
けど、人前に出るのはもともと好きじゃないことを思い出して、笑
その後は、音楽はジャンル問わず幅広く追っかけながら、ビートだけ作ってた。
–影響を受けた人物は?
影響受けた人は、誰だろう
最初に影響受けたのは、Johnny-J Alchemist、DJ Premier とか。あとは、Nujabesかなぁ。
–曲作りで意識していることは?
一個のカテゴリーではなくて、ヒップホップを聞く人以外にも、心地良さを感じれるよう意識して作っているかな。
あとはネタ探しにカセットテープの店レコード屋行って、その日の気分でジャケ買いして聴いてみたりとか。
-ビートはどのように作っていますか?
家に引きこもって作ってるんだけど。割と朝作るのが多い。
まず机に座って、窓開けて。その日の気候と気分で作る。雨だと、少し憂鬱なのが多かったり。天候に左右される笑。
曲・BOUNCE BACKは夜に、ラテン系ビートは朝に作りました。
–今回の作品での苦労や難しかった点はありますか?
EPとして成立させるために、物語性やバランスを取るのが難しかったかな。ポップ過ぎず、今っぽ過ぎず、オールドスクール過ぎずというのが。
自分だけだと、明るい曲調はあまり作らないから、意外と大変だったかな。
暗い系は、声を載せるイメージとか出来るんだけど、明るい系はイメージがあまり出来なくて。
とりあえず、数作ってPERTHに提案して、彼のリアクションで変えたり調整してた。当初は、夏の終わりを思わせる切ないラブ系を作るつもりだったんだけど、PERTHの気まぐれで色々変わっていった笑。
–制作で行き詰まった時はどうしていますか?
無理な時期は、マジで無理。もう触らない、放置する。iPadで絵を描いたりしてリフレッシュ。不意にYouTubeで違うジャンルとか聞いて、ああ今いけるかもってインスピレーションが湧いて再開するパターンが多いかな。
–コロナの影響で揺れる音楽シーンですが、ご自身としては変化がありましたか?
自粛期間で時間ができて若い人とかたくさん作ってるし、頑張っているなぁと思う。けど、自分の制作ペースはあまり変わらないかなぁ。
元々家にいるし、変わらず作りたい時にやるかな。最近、ビートメイカーも増えてるよね、機材も簡単に揃えられる時代だし。
どうなんだろう、まぁ増えた方が良いとは思う。いい感じで刺激になって切磋琢磨な感じになれたら良いよね。
–今後の将来像などは?
ヒップホップもどんどん細分化されてきて、色んな人が様々なカタチでラップっていうものを聴くようになった。けど、本質的には変わっていないから、シーンとしてみんながこのカルチャーを正しく認識してくれるようになるといいなぁ。
「自分の作品として、これがこれからのヒップホップだよ」っていうのを提示できるようになれればいいかな。
–最後に
世の中大変な状況で、生活も周りを気にしながら生きていくしかない環境になっている。けど、「周りに影響されずカッコいいものはカッコいい」って、本音で自分にとって正しいものを選択できる人が増えるといいですね。
とりあえずは、このEPを楽しんでくれたら光栄です。
コメント